海外の金融機関で発行される国際クレジットカードとは
『国際クレジットカード』は、一般的にVISAやMasterCard®などの国際ブランドを指し、日本国内のクレジットカード会社でも国際ブランド機能を付帯したカードは発行されています。
一方、過去に延滞を起こしたいわゆる『ブラックリスト』と呼ばれる人や、多重債務でクレジットカードの審査が通らない人を対象に、海外の金融機関で発行するクレジットカードの取得を代行するという業者が存在します。
日本国内に居住する人間が海外の金融機関で取得できる国際クレジットカードは、デポジット(預託金)の範囲内で利用できるデビットカードであることがほとんどです。
海外に頻繁に行く人などは現金を持ち歩かなくても良いメリットがあり、海外の金融機関で発行される国際クレジットカードが詐欺というわけではありません。
詐欺の手口
手数料を騙し取る
問題なのはその募集方法です。
2001年に起こった国際クレジットカード取得代行の手数料詐欺では、クレジット(後払い)機能が使えるカードと称して週刊誌などに広告を掲載し、それを見て応募してきた顧客から手数料を振り込ませた後で電話がつながらなくなり、住所も同様にでたらめな番地が記載してありました。
また、これも実際に起こった事件ですが、国際クレジットカード取得代行申請の条件として、まず自社製品(バッグなど)を購入させ、さらに手数料を支払って申し込みを受け付けていた業者もいます。
前者の場合は入金後に全く連絡が付かなくなりますが、後者の場合は巧妙な言い訳を用意しています。
『もともと100%審査に通るとは言っていない。あなたの信用情報が予想以上に悪かったのが原因』と言ってしまえば、ほとんどの顧客は泣き寝入りをする羽目になります。
また、前者と違って商品の売買行為がありますから、『手数料は商品代に含まれる。申請代行はサービスで行っていた』などと言って、あくまでも手数料を詐取していないことを主張しますので、詐欺としての立証が非常に困難になります。
デビットカードであることを隠して募集する
先述しましたように、デビットカードを海外で使う必要がある人は納得の上で取得するので問題は無いのですが、ブラックリストの人や多重債務者はお金が無いからクレジットカードを作りたいのであって、預託金が必要なデビットカードは必要ないはずです。
ところが悪質な業者になりますと、『クレジット機能が付いていて、最大200万円のキャッシングが可能』などと虚偽の説明をするので、顧客はそれを信じて申し込みをします。
実際にデビットカードは取得できるかも知れませんが、ブラックリストの人や多重債務者にとっては何の役にも立たないことが多いのです。
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