クレジットカードのショッピング枠現金化の概要

クレジットカードの『ショッピング枠』とは、文字通り物品やサービスを購入する限度額のことで、現金を借入れできる『キャッシング枠』ではありません。

多重債務者がクレジットカードを保有している場合、キャッシング部分を限度額一杯まで利用し、ショッピングの限度額が残っている場合が多いようです。

そのショッピング枠の現金化をうたった業者は、主にネットを拠点としてかなりの数にのぼります。

現金化の方法としては、通信販売の形でほとんど価値の無い名簿などを配送会社のクレジットカード決済システムを利用した代引支払いで購入させ、手数料を差し引いた額をキャッシュバックと称して送金する方法が多いようです。

キャッシュバック手数料と金利の関係

キャッシュバック手数料は業者によってまちまちですが、高くても93%~95%のキャッシュバックのようです。

『ショッピング枠の分割払いなら金利も低くて安心』と錯覚する人がいるかも知れませんが、簡単な例を挙げてみましょう(金利の計算は多少の誤差が出る場合があります)。

※算出には『実質年率とアドオン』さんの『シミュレーションコーナー』を利用させていただきました。

  • ショッピング枠10万円を現金化。
  • 95%のキャッシュバックで手数料は5,000円。
  • クレジットカード会社へは3回払い(年利15%の手数料で2,510円)。

10万円の利用に対して7,510円の手数料を支払っているわけですから、これを実質年率に換算すると、44.52%となります。

『10万円の利用で95,000円のキャッシュバックだから、金利は5%』という安直な計算は間違いの元です。

あくまでも支払期間と、クレジットカード会社に払う金利を加算して、それが本当に得なのかを考えましょう。

詐欺などの危険性

上記のように高い手数料を支払っても現金が手元に来ればまだ良いほうで、95%のキャッシュバックをうたっていたのにもかかわらず、送金が全くない業者も存在します。

通常クレジットカード加盟店でのトラブルは、その管理を行うクレジットカード会社が仲介して解決してくれる場合が多いのですが、各クレジットカード会社のWebサイトにも記述してあるとおり、クレジットカードのショッピング枠現金化は規約違反ですので被害にあっても相手にしてくれませんし、クレジットカードの利用は停止させられます。

その場合、業者から送金された金額の差額がうたわれていたキャッシュバック率よりはるかに少なくても、クレジットカード会社からの請求が少なくなることはありません。

たとえ数十万程度のショッピング枠現金化ができたとしても、多重債務の状態にあっては一時しのぎの借入れにしかならないことを理解しておくべきです。

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